余命告知──でも‥母の女優魂、エンドレス!!!
2026.2.6全国順次公開

INTRODUCTION

トロント国際映画祭で最優秀作品賞を受賞!
欧州で急増するデュオ安楽死を決めた両親と、その子たちの心の機微を描いた
珠玉の家族ドラマがいよいよ日本公開。

情熱の都バルセロナ。
80歳の舞台女優クラウディアは末期がんと向き合い、
最期に“自分で幕を閉じる”道を選ぶ。
彼女を生涯愛し続けた夫フラビオも、静かにその決意に寄り添った。
「デュオ安楽死」ができるスイスに行く——
突然の 共に旅立つ という告白に、3人の子どもたちは戸惑い、反発し、涙する。
死を語りながら、なぜか温かく、どこか可笑しい。
これは、人生の終幕を明るく照らす “家族の光”を描く物語。

「デュオ安楽死」

2024年2月。スペイン大手新聞社ElPaís(エル・パイス)は、オランダのドリース元首相(93)が妻と共に手を繋いで同時安楽死を遂げたことを伝え、夫婦同時安楽死が急増している※と報じた。
夫婦の同時安楽死は"デュオ安楽死" や "ジョイント型"と呼ばれている。
スイス連邦裁判所は〝高齢夫婦のどちらかが終末期に安楽死するとき、そのパートナーは健康であっても共に安楽死することができる。と認めている。

※欧州においてデュオ安楽死は2022年の1年間で29組以上の夫婦(計58人)に実施された。2020年と比較して2年間で2倍以上増加している。
また安楽死する60%は癌罹患者であった。オランダ地域安楽死審査委員会(RTE)年次報告書調べ

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STORY

バルセロナの舞台女優クラウディア(80)は末期がんの罹患者。
癌は脳に転移し、錯乱や半身麻痺と自我の喪失が近づくなか、彼女は安楽死を選択する。
クラウディアは子育てよりも舞台優先で生きてきた。お茶目な女優の妻を支え、今なお愛してやまない夫のフラビオ。
永縁なる夫婦は、共に安楽死することを決意し、スペインで安楽死はできるがデュオ安楽死はできない。だからデュオ安楽死ができるスイスへ行くと、3人の子に打ち明ける。
「最期に聞きたい死のプレイリストのご準備を」
子供たちは父の考えに賛成しない。長女は母の操作と決めつけ喧嘩する始末。
しかし父の意志は固く、両親はデュオ安楽死に必要な手順を進め、最後の旅への出発がにわかに訪れるのだが…。

両親の終幕を題材にしているが不思議と暗さを感じない。むしろ家族のユーモアあふれるセリフ回しに、それを忘れてストーリーに没頭してしまう。本編の一部は、家族の心情を母の職業だったミュージカル調で表現し、本筋と見事に融合。2024年トロント国際映画祭の新たな挑戦作を評価するプラットフォーム部門において最高栄誉「作品賞」を受賞。最後まで自分らしく生きた母の終末期。

欧州で急激に増えるデュオ安楽死。なぜ増えるのか?その一つの答えを本作で垣間見る。

※積極的安楽死は日本では違法です。刑法199条殺人罪または刑法202条の嘱託殺人・同意殺人罪により実質的に禁止されています